NITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)は経済産業省の要請を受けて、アルコール以外の消毒方法の選択肢を増やすために、新型コロナウイルスに対する有効性の文献調査を行いました。この結果、新型コロナウイルスに有効な可能性のある消毒方法として、【界面活性剤(台所用洗剤等】、【次亜塩素酸水(電気分解法で生成したもの】と合わせて「バイオプロテクト5000C」の主剤である

【第4級アンモニウム塩】が選定され(4月15日ニュースリリース)、5月1日より国立感染症研究所・北里研究所とそれぞれ新コロナウイルスを用いた共同検証試験を行った結果以下の界面活性剤7種が新型コロナウイルスに有効と判断されました。(5月29日ニュースリリース)
●直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)
●アルキルグリコシド(0.1%以上)
●アルキルアミンオキシド(0.05%以上)
●塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)
●塩化ベンゼトニウム(0.05%以上)
●塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(0.01%以上)
●ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)
この内「塩化ジアルキルジメチルアンモニウム」は、「バイオプロテクト5000C」の主剤である「第4級アンモニウム塩」の中に規定の数値以上に多く含まれています。いずれもドアノブなど物品の消毒に有効で、さらに【第4級アンモニウム塩】は手指にも使える安全性があります。
なお、「次亜塩素酸水」については、今回の委員会では判定に至らず、引き続き検証試験を実施することとされました。(経済産業省、NITEの記者発表資料より一部抜粋)